ミモザ横濱楓苑（有料老人ホーム）

奥行約２０m長さ約９０mの細長い建築敷地に長さ７０mの建物を配置することになり、長手方向に隣接する道路よりの単調な印象を低減させるため、建物を雁行させ、中庭を設置した。
内部空間へは、あえて高さを抑えたアプローチより木調天井に導かれ吹抜けのあるエントランスホールに誘導され、広がりを強調する演出ができた。エントランスホールより左に折れると淡い色の空間の中に重厚な受付カウンターがあり、その先には明るい食堂が広がる。
２階の中心は明るく落ち着いた広がりのある食堂があり、左右に個室が存在する配置とした。
各階ともに内装仕上げは一般の老人ホームとは差別化された暖かい家庭的雰囲気が醸し出されるように計画した。
建物構造は木造であり、モデュールに終始制約されたが、壁式構造で安定した２層の建物とすることができた。